会長ご挨拶
第41回日本小児臨床アレルギー学会学術大会
会長 成田 雅美
杏林大学医学部小児科学教室 教授
第41回日本小児臨床アレルギー学会学術大会を2025年6月14日(土)・15日(日)に、東京都三鷹市杏林大学三鷹キャンパスで開催するにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
本学会はアレルギー疾患を有する小児のウェルビーイングのために、専門的な知識とスキルを有する看護師、医師、薬剤師、管理栄養士、心理士など多職種の医療従事者が参加しているのが特徴です。たまたまアレルギー疾患を対象としていますが、こどもや家族全体の健康や幸せを目指しています。
そこで第41回の学術大会のテーマを「眞 善 美」と致しました。「眞」とは科学的な真実すなわち、医学的に適切な治療や患者指導であり、これが基本となるべきなのは言うまでもありません。「善」とは、患者の身体的な面だけではなく、患者や家族の心理・社会的な背景も含めて総合的に最善の選択をすべきという意味です。さらに「美」とは、患者・家族に関わる我々も含めた社会全体のウェルビーイングにつながるような、調和のとれた美しさをさしています。
会場は東京都西部の三鷹市にある杏林大学三鷹キャンパスです。吉祥寺、三鷹、調布など最寄りの駅からはバスでのアクセスになりますが、窓から見える緑が美しい施設です。
会期が例年よりも少し早い6月になりますのでご注意ください。
年に一度の学術大会は、会員・参加者の情報共有や議論の場であり、新たな連携や問題解決の重要な機会でもあります。今回の学術大会が参加者の皆様をはじめ、周りのすべての子どもたちや家族にとって、有意義なものとなることを願っています。
できるだけ多くの方が現地参加して、それぞれの「眞善美」を見つけていただければ幸いです。
皆様とお会いできるのを楽しみにしております。